
この幾何分布の問題は数学検定1級では頻出問題なので、試験時間の短い一次試験では、公式を覚えて、当てはめる方が得策と考えられる。
幾何分布の期待値と分散の公式
E(X)=1p,V(X)=1−pp2
E(X)=1÷16=6・・・(1)の答え
V(X)=1−16(16)2=30・・・(2)の答え
公式を使わない解き方
E(X)=∑∞n=0n⋅16⋅(56)n−1
56E[X]=∑∞n=0n16(56)n−2=∑∞n=0(n+1)(56)n−1
E[X]−5σE[X]=∑∞n=016(56)n−1=1
16E[X]=1,E[X]=6
分散も同様に
E[X2]−56[X2]
の計算で求めることができる。
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