
10本のくじの中に当たりくじが2本あります。この中からランダムにくじを1本引き、当たりくじならば、そこで終了し、当たりくじがでないなら、そのくじを元に戻し、もう一度10本のくじの中からランダムに1本を引き、当たりくじが出るまでこれを繰り返します。X回目に当たりくじを引くとすると、次の問に答えなさい。
① Xの期待値を求めなさい。
② X2の期待値を求めなさい。
幾何分布の公式
当たりくじを引く確率をpとするとXの期待値をE[X],Xの分散をV[X]とおくと、
E[X]=1p,V[X]=1−pp2となる。
したがって
①
E[X]=1210=5
①の答え 5
②
Xの分散 V(X)=1−pp2=1−15(15)2=20
E[X2]=V(X)+(E(X))2より
E[X2]=20+52=45
②の答え 45
同じカテゴリー「数検1級の統計」の一覧
確率変数Xの確率密度関数f(x)が [math]f\left( x\right) =\begin{cases}\dfrac {3}{4}\left( ax-x […]
確率変数Xが平均30、分散100の正規分布に従うとき、P(23≦X≦48)の値を表の値(表は省略)を用いて計算します。 ただし、表は確率変数 Z が平均0、分散1の正規分布 […]
2つのサイコロ(立方体の形をしている) A,Bがあります。 Aのサイコロには、-4,-2,0,2,4,6 Bのサイコロには、-8,-5,2,4,5,8 の数字が書かれていま […]
[math]f\left( x\right) =\begin{cases}e^{-x}\left( x\geqq 0\right) \\ 0 \left( x <0\right) […]
10本のくじの中に当たりくじが2本あります。この中からランダムにくじを1本引き、当たりくじならば、そこで終了し、当たりくじがでないなら、そのくじを元に戻し、もう一度10本のくじの中からラ […]