
類題
x=x(t),y=y(t)のとき,次の連立微分方程式を
初期条件x(0)=5,y(0)=2の下で解きなさい。
{dxdt=3x−4y…(1)dydt=x−2y…(2)
(1)よりy=14(3x−dxdt)
両辺tで微分すると
y′=14(3x′−d2xdt2)
これを(2)に代入すると
14(3x′−d2xdt2)=x−24(3x−dxdt)となる。
d2xdt2−dxdt−2x=0
この式の特性方程式は
λ2−λ−2=(λ+1)(λ−2)
λ=−1,2
よって一般解はx=C1e−t+C2e2t・・・(3)であらわせる。
この一般解を(1)に代入する。
−C1e−t+2C2e2t=3(C1e−t+C2e2t)−4y
y=C1e−t+C2e2t4・・・(4)
(3),(4)と初期条件x(0)=5,y(0)=2より
C1+C2=5,C1+C24=2
これを解いて
C1=1,C2=4
求める解は
答 x=e−t+4e2t y=e−t+e2t
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