
l1,l2の外積の絶対値と同じ面積の平行四辺形を上底面、底面と考えて、dを高さとする平行六面体と上底面と底面が同じで(x1−x2)を斜辺とする平面六面体の体積が同じことを使って求める。
平行でないl1,l2の2直線の最短距離をdとする。
また、l1上の定点の位置ベクトルをx1,
l2上の定点の位置ベクトルをx2とする。
(x1−x2),l1,l2 の3つベクトルを使って平面六面体の体積Vを計算する。
スカラー3重積はl1,l2の外積に(x1−x2)との内積を計算するので
V=|(l1×l2)⋅(x1−x2)|・・・(1)
一方、dを高さとする平行六面体の体積は
|l1×l2| を底面積,dを高さとみると、
V=|l1×l2|d・・・(2)である。
したがって、同じ平行六面体の体積だから (1)=(2)
V=|l1×l2|d=|(l1×l2)⋅(x1−x2)|・・・(3)
2直線が平行でないから
|l1×l2|≠0だから
(3)の式の両辺を|l1×l2|で割れば
d=|(l1×l2)⋅(x1−x2)||(l1×l2)|
最短距離dが得られる。
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